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Interview 01

日本に本当に美味しい
クラフトビールを!

ブリュードッグ・カンパニー・ジャパンの
挑戦を支える

アサヒロジの物流力とは?

ブリュードッグ・カンパニー・ジャパン株式会社
COO 梅垣幸嗣 様

会社設立から販売開始まで残された時間は7ヶ月、この僅かな期間で日本全国のお客様へ『ブリュードッグ』をお届けしなければならない。ブリュードッグ・カンパニー・ジャパン社が直面した課題にアサヒロジは柔軟な対応力と磨き抜かれた現場力で挑んだ。

ブリュードッグ・カンパニー・ジャパン社について教えてください。

弊社は、イギリス生まれのクラフトビール『ブリュードッグ』を日本のみなさんにも愉しんでいただくために2021年2月に誕生しました。今までのビールとは一線を画す、PUNK(常識に逆らう)の精神で造られた『ブリュードッグ』は、革新的なクラフトビールとして世界中で好評をいただいています。日本でも、たくさんの方がクラフトビールの虜になっていただけるよう、フラッグシップ商品の<パンク IPA>をはじめとした3つのラインナップで展開しています。

物流における「要望」や「課題」を教えてください。

会社設立から販売開始まで半年ほどの猶予しかないなか、お客様の元に商品を確実にお届けしなければなりませんので、とにかく急ピッチで物流体制を構築する必要がありました。それに加え、本当に美味しいクラフトビールを体験いただくために「10℃以下での冷蔵保存」を必須条件として考えておりましたので、ただ保存して運ぶだけではない複雑なスキームを必要としていました。ここまでの徹底した品質管理は、日本でもほとんど例がない稀なケースだと認識しておりましたので、そもそも実現可能かどうか不安もありました。

アサヒロジに物流業務を依頼したプロセスを教えてください。

弊社は、イギリスのブリュードッグ社と日本のアサヒビール社が共同で設立した経緯もあり、私自身、アサヒグループの物流を横目で見ておりましたので、その物流を一手に担っていたアサヒロジさんに対する信頼感は漠然と抱いていました。そもそも、限られた時間のなかで、困難な物流ミッションを相談する相手もおらず、アサヒグループで実績のあるアサヒロジさんにお願いするしかなかったのが正直なところです。

はじめはこちらが依頼した内容に驚かれたようですが、実現と引き換えに何かを妥協するのではなく、あくまで、“どうしたら全ての依頼内容を実現できるのか?”常にその視点で考えてくださいました。物流プランをご提案いただく中で、アサヒロジさんの担当者と倉庫を見学した際も丁寧に説明してくださり、混乱することなく決めることができました。まだ短いお付き合いにも関わらず、倉庫や配送だけではなく、通関業務からセールスプロモーションまでトータルアドバイスを頂いています。

アサヒロジに物流を依頼して良かった点を教えてください。

短い準備期間にも関わらず、お客様の元へ商品を行き渡らせることができたのもアサヒロジさんのお力があってこそです。アサヒロジさんにお願いして本当に良かった、それに尽きます。『ブリュードッグ』は北海道から沖縄まで全国で販売していますが、お客様から「商品が届かない」などのクレームをほとんど耳にしない点もありがたいですね。

物流はどんなに盤石な体制を築いても不安はつきものです。細心の注意を払ってもイレギュラー対応が余儀なくされます。アサヒロジさんはその点も細かく丁寧にケアをしてくれるので心強く、安心感がありますね。

アサヒロジの印象について教えてください。

アサヒグループの物流を担う歴史ある会社ですからお願いする前は固そうな会社、そんな印象を抱いていました。でも実際は、こちらの要望に対して親身に考えてくださり、非常に柔軟な対応をしていただきました。物流のプロだからといって、我々素人に対して決して上から目線になることなく、どんなリクエストに対しても「どうしたら実現できるのか」を第一にアプローチしていただける、これは依頼する側としては頼もしい限りです。実際に無理難題をひとつひとつクリアして全国販売に至っていますので、大変ありがたく思っています。

今後のアサヒロジに期待することを教えてください。

弊社はまだスタートしたばかり、これからたくさんのお客様に『ブリュードッグ』をお楽しみいただくにつれて我々のステージも変わると考えています。それに合わせて物流も次のステージに進む必要がある。物流において安全、安心は大前提ではありますが、それに留まらず我々と新たな挑戦を共有し、常に進化し続けるためにステージに合わせた提案をしていただけると助かります。

『ブリュードッグ』は大々的にTVCMをするようなビールではありません。まだまだ日本での認知度は高くはございませんが、今後は、ひとりでも多くのお客様にクラフトビールの美味しさを実感いただき、一緒にクラフトビール文化を育んでいけたらと考えております。その為にも日本全国のお客様のお手元に常に『ブリュードッグ』が行き渡る物流体制が不可欠です。これからもアサヒロジさんには、我々のパートナーとして一歩先を見つめた挑戦をお願いしたいと考えています。

BREWDOG ブリュードッグ

スコットランド北東部に位置するフレイザーバラに2007年4月にオープンにしたクラフトブルワリー。2011年からアバディーンにほど近いエロンという町に新しいブルワリーをオープンし、これまで以上に多彩なタイプのビールの製造が可能になりました。原料の麦芽にはスコットランド産のモルトを使用し、品質にのみ重点を置いて造られるビールは決して商業的ではなくわがままとこだわりがたっぷり詰まっています。